梵字と干支による守護尊のセット《サンスクリット・ガーディアン・ゴッデス》
Sanskrit Guardian Goddess(サンスクリット・ガーディアン・ゴッデス)コレクションの説明をする前に、まずは「梵字」について簡単に説明したい。
「梵字(ぼんじ)」とは、古代インドの文字として発展したもので、「梵語(サンスクリット)」を表記するために用いられた字体。日本では「悉曇文字(しったんもじ)」と呼ばれることが多く、6世紀中頃に中国を経由して、日本に伝来したと言われている。
また、日本には仏教的な「神仏を一字で表す文字」として伝来し、それを空海が体系化したとされている。「梵字(悉曇文字)」は、仏像や仏具、経典などと同等に大切に扱われている。残念ならが現在は、インドや中国での「梵字(悉曇文字)」は廃れてしまい、主に日本だけで使われているという。
上記で説明した通り、「梵字」には文字としての意味に加えて、「神仏を一字で表す文字」としての意味合いがある。これは「梵字」自体が神様を表すという意味。1つひとつの「梵字」が、それぞれ異なる神様を象徴する。例えば、「キリーク」という梵字は「千住観音菩薩」を指し、「タラーク」という梵字は「虚空蔵菩薩」を指すなど。「梵字=神様」という意味。
そしてもう1つ、「梵字」には、干支(十二支)によって決まっている文字がある。例えば、子年(ねずみ年)は「キリーク」という梵字、丑年(うし年)は「タラーク」という梵字など。
上記で例に挙げた、子年(ねずみ年)の梵字は「キリーク」であり、この「キリーク」という梵字は「千住観音菩薩」のことを指す。わかりやすく説明すると、「子年(干支)=キリーク(千住観音菩薩)」という図式。このように、それぞれの干支によって梵字(神様)が異なる。自分の干支である梵字の神様は、自分にとっての“守護神”となる。
この干支と梵字(神様)のセットをジュエリーのデザインに落とし込んだのが、『ソカロ』のSanskrit Guardian Goddess(サンスクリット・ガーディアン・ゴッデス)コレクションだ。
シルバー925製の円形フレームには、“永遠”“不滅”“長寿”といった意味を持ち、“生命力”や“継続性”の象徴として崇敬されてきた《アイビー》が彫り込まれている。その中央には、ブロンズ製のコインが配され、片面に「梵字」、もう片面に「干支」が緻密な彫り込みで描かれている。
自分の干支が描かれたジュエリーを手にすれば、同時に梵字(守護神)も身につけられるという注目作なのだ。ファッションを彩るジュエリーとしてはもちろん、自分の身を護るお守りとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
梵字 守護神 : Sanskrit Guardian Goddess Collection
https://zocalo.jp/collections/sanskrit-guardian-goddess