「不死」そして「再生」のシンボル《ウロボロス》
《ウロボロス》とは、自らの尻尾を喰い、環状(かん)になったヘビ、またはドラゴン(竜)のシンボル。
「Ouroboros=尾を喰う」というギリシャ語は、古代世界で広く使用されていた。
《ウロボロス》によく用いられている“ヘビ”は、脱皮して大きく成長する様や、長期の飢餓状態にも耐える強い精神力などから、「死と再生」「不老不死」の象徴とされる。
その“ヘビ”が、自らの尻尾を喰うことで、「始まりも終わりもない完全体」として、または「永久周期的再生」のシンボルとして用いられてきた。ちなみに、“ヘビ”自体のシンボルは、オーストラリアの先住民から古代インド・ヨーロッパ語圏まで、世界中の多くの神話に登場する。
また、《ウロボロス》の意味合い的には、「死と再生」「不老不死」の象徴である “ヘビ”が用いられることが多いが、その一方で、デザイン的には“ドラゴン(竜)”が用いられることが多い。“ドラゴン(竜)”にもポジティブな意味合いが秘められており、特に東洋、中国では縁起物として古来より崇敬されてきた。
中国の神話では、“ドラゴン”にはさまざまな役割がある。“ドラゴン”は非常に賢く、「天の善性」を象徴しているため、「幸運をもたらす縁起の良い生き物」とみなされている。“ドラゴン”は「豊穣の象徴」でもある。
古から用いられてきたシンボル “ヘビ”と“ドラゴン”のポジティブな意味合いと、「永久周期的再生」のシンボルである《ウロボロス》、この3つの要素を『ZOCALO:ソカロ』的な解釈で融合させ、造形したのが、Ouroboros(ウロボロス)コレクションだ。
躍動感溢れる表情から、緻密な鱗のテキスチャー、内側にまで彫り込んだアラベスク模様など、《ZOCALO:ソカロ》の得意とする精緻且つ圧倒的な造形美で表現した意欲作。
発表したのが最近であるため、現在はリングとペンダントのみの少数精鋭の展開となっているが、デザインが固まり次第、ジュエリーのカテゴリーも随時拡充予定だ。
古より受け継がれてきたミステリアスでポジティブなシンボル《ウロボロス》。日頃のファッションを彩るシルバージュエリーとして、または身に着けるお守りとして、「永久周期的再生」のシンボルOuroboros(ウロボロス)コレクションを取り入れてみてはいかがでしょうか。
https://zocalo.jp/collections/ouroboros