死の象徴としてのTIBETAN MONK SKULL
仏教では輪廻転生を信じています。
チベット密教では亡骸は鳥葬に臥され、特定の僧侶のみ法具として残されると言われています。
特に大事にされるのは頭部で、開ける事により知識の解放を。その頭頂部で酒などを飲み干す事により知識経験の伝承を行なうと言われています。
その後、リスペクトを含め丁寧な装飾を施され寺院に祀らるとも言われています。
見ただけでも特殊なオーラを感じてしまいます。 知らず知らずに引き込まれてしまった方も多いのでは。
チベタンスカルをじっと見つめていると 死を恐れない自分が出来てきます。
生まれた時から死に向かって歩んでいる訳で、明日死んでも後悔しない自分が 沸々と湧いてきます。
死を怖がる事無く、目標に突き進む事が出来れば、何も怖がる事は無いはずです。
今をしっかり生きましょう。
チベタンスカルというチベットの僧侶の頭骨に綺麗な装飾をしているものがある。
なかなか手に入らないがとても素敵なものだと言う話を聞いたのは1980年代半ば。ネパールのカトマンズでした。
当時のKathmanduは1970年代のヒッピーが開拓してくれた楽園の一つ。それはそれは色々なものが一杯あってグダグダになれる場所でした。
そういえばここで後に僕のジュエリーのヒットシリーズになったドージェ(DORJE)を知ったわけで人生何が効するかわからないものです。
経験を重ねていると全ては必然だったのかなと思う事が多々有ります。
2000年くらいからですね。「欲しいなチベタンスカル」とか「欲しいなチベットのお坊さんの装飾した頭蓋骨」とか念仏のように唱えながらチベット仏教系の法具とか置いてある店を回るわけですよ。
そうするとあるよとか今度入るよとか声がかかるようになったんですね。13体というのだろうか13頭というのだろうか。とにかく13体手に入れたころから市場に出回らなくなり僕のコレクター欲も落ち着きました。
「13」というと嫌なイメージのするナンバーですが、仏教的には「十三」は良い数字です。「十三仏」という言葉を使うに吉数のようです。
釈迦如来(仏陀様)を筆頭に不動明王、文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、薬師如来、観世音菩薩、勢至菩薩、阿弥陀如来、阿弥陀如来、大日如来、虚空蔵菩薩、で十三仏だそうです。良い感じですね(笑)
ZOCALO(ソカロ)ではそんなチベタンスカル(TIBETAN MONK SKULL)を美しいジュエリーにしています。
写真はもう15年着用しているリングです。凹んだり傷がいったりしているのがたまらなく良い感じですね。
久しぶりに行ったカトマンドゥで大好きなフォトグラファーの福島典明さんに撮っていただいたものです。
良いですね。「振り出しに戻る」ではなく思い出のいっぱいある場所に「歳を取ることによって重ねてきた経験値とともに、作ってきたジュエリーと一緒に行って写真とっていただけるなんて。幸せですね。ありがたいです。合掌。