ZOCALOとは

 

長い事同じ仕事をしていると始めた頃のことを忘れていたりします。

なんでZOCALOという名前をブランド名にしたのかとかも記憶の底の方に入っていたりします。

「ブランド名は『ZOCALO』なんだ」と勝手に言いだしてから軽く一万回くらい話まくったと思うんですが忘れてますね。というわけ少し記憶を掘り返して見ることにしました。

ジュエリーブランドの名前にもなっている『ZOCALO』は僕がジュエリーのデザインをする基礎を学んだメキシコのTAXCO(タスコ)でぼーっとしていた街の中心にある広場から由来しています。

『ZOCALO』の読み方

ZOCALOはメキシコのどの街にもある街の中心にある広場の名称です。スペイン語ではソカロと濁音なしで発音します。

戦争に2回続けて勝ってしまったが故に、米語以外の言語習得能力を必要としなかった一般的なアメリカ人は『ゾカロ』と読みます。

メキシコにゆかりのないローマ字教育を受けてきた日本人も同じく『ゾカロ』と読みます。

僕は『ソカロ』と呼んでいますがぶっちゃけどっちでも良いです。

『ZARA』はスペイン語では『サラ』と読みますがスペイン語圏以外ではほぼ『ザラ』と呼ばれています。

多分何回かは『ZARA』の本社会議で間違いなく『どうする?』と何回かは議論をするも『ZARAの商標登録はLOGO。どっちでも良い』という所に行き着いたに違いないです。

なので『ソカロ』でも『ゾカロ』でもいいんです。

 

『ZOCALO』というブランド名は何でついたの?


という質問をよく受けます。

『ZOCALO』(ソカロ)

1.『人が集まる場所』
2.『基礎・基盤』
3.『埋もれた文化遺産』

3つの意味を込めてつけました。

 

1 『人が集まる場所』 

僕が初めて本格的に『ジュエリー製作』の勉強をしたのはメキシコのTAXCO(タスコ)という街でした。

メキシコにはどの街にも中心部に『ZOCALO』と呼ばれる広場が有ります。
この広場は教会、レストラン、いくつもの店に囲まれ、いつでも人が集まる楽しい場所です。
特に週末の夜や、礼拝の有る日曜日等は風船売り、綿菓子売り、おもちゃ売りなどもウロウロしていてもっと楽しく感じます。

異国の地に長居するのは楽しいものですが、『いいな』という居心地の良い場所を見つけると、より一層楽しくなります。

そんな、楽しくなる『人の集まる場所』にしたいという思いを込めています。

2 『基礎・基盤』

また、このZOCALO、ヨーロッパにおけるスペイン語では

1. 幅木(建築の基礎材)
2. 台座
3. 基底

の意味を持ちます。

会社名、ブランド名どちらにとっても、
『基礎・基盤』の意味合いを持つのは
とても良いことだと思っています。

3 『埋もれた文化遺産』 

スペイン語という言語名を使ったところでお解りになっている方もいられるかもしれませんが、メキシコのある中南米はかつて『スペイン』の植民地でした。

植民地ということは侵略された訳で、侵略の前には『マヤ・アステカ文明』が隆盛を誇る地です。

侵略の際、町の中心に有った『マヤ・アステカ』の村の中心は、破壊、埋め立てられそこに新しい町の中心『ZOCALO』が教会と共に出現し、今に至るという事になります。

1970年代起きたメキシコシティーの大地震ではZOCALOの一部が陥没し、アステカ時代の遺跡が発見されています。

歴史も文化も埋もれている場所です。

そんな『埋もれた文化遺産』を掘り起こし、陽を当てたいという意味も込められています。

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『ZOCALO』(ソカロ)

1.『人が集まる場所』
2.『基礎・基盤』
3.『埋もれた文化遺産』

今のところ、込めた意味と同じように使えてそうです。

巡り会った幸運に感謝です。

 

コレクションページです是非^_^

https://zocalo.jp/collections